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Education

聖路加国際大学国際看護学研究室について

学部生、大学院生への教育を行っています。大学院修士課程では、修士論文コースの他、2015年4月より国際看護学上級実践コースを開講しています。大学院博士後期課程では、研究者を養成する研究者コースと、高度実践の指導者を養成するDNPコースがあります。これらのコースを通じて、国際的に活躍できるグローバルヘルスリーダー人材の育成をしています。

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看護学部の教育

1年次に国際看護学概論(必修)で、国際看護の理論や活動の実際を学びます。4年生には選択で、看護ゼミナール、総合実習、総合看護(卒業論文)を実施しています。看護ゼミナールでは、在日外国人の健康問題を取り上げることで異なる文化、宗教、言語を有する人々への健康支援について理解を深めます。系統的レビューの看護ゼミナールでは、系統的レビューの方法を学び、グローバルヘルスの課題に対して、系統的レビューの手法を用いて、英語で卒業論文を執筆し、英語で発表を行います。卒業論文を国際学会や学術誌での発表をした卒業生もいます。

国際看護実習では、結核研究所とWorld Health Organization(WHO)西太平洋事務局のご協力で、マニラのスラム地区や、カトマンズの貧困地区で実習において、英語と現地語(タガログ語)を用いて現地スタッフや住民とともに看護活動を展開します。その他、夏休みを利用して、アメリカのイリノイ大学の講義や病院実習を3週間行う総合実習のコースもあります。

このように、理論や活動の基礎を学んだ後に、ゼミナール、実習、卒業研究と一貫した国際看護教育を行うことにより、東ティモール、ザンビア、ネパール、パラグアイ、イギリス、オーストラリアなどで活躍する卒業生を輩出しています。

大学院看護学研究科の教育

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を推進するべく、低中所得国の人々や在日外国人を含む世界中の人々の健康の維持・増進に資する実践活動と研究ができるグローバルヘルス人材育成を目指しています。外国人留学生の指導も積極的に行っており、国際看護学研究室の学生は、多様な文化・宗教の学生と共に学ぶことができます。研究は、学生それぞれがもつグローバルヘルスに関連した研究課題に対して、本研究室の教員の他、各分野の見識者らによる研究コンサルテーションを受けながら取り組みます。研究成果は、国際学会や国際誌への英文論文の投稿を行っています。

【修士課程修士論文コース】:看護の基盤について学んだ後に、国際看護分野での専門性を高め、研究能力の開発を目指します。

【修士課程上級実践コース】:修士論文コースと比較して、演習期間が長く、海外でのフィールドワークまたは、国内外の国際機関やNon-Governmental Organization(NGO)、政府機関などでインターンやボランティア等を行い、実践能力の開発を目指します。過去には、インドネシアのフィールドで6か月間研究調査を実施したり、スイスのジュネーブのWHOでインターンを実施したり、国連ボランティアとしてタイのUNFPAに1年間派遣された院生もおります。

【博士後期課程研究者コース】:看護学の研究者を養成するコースで、国際看護学分野の研究課題に取り組み、より高度な研究能力の開発を目指します。

【博士後期課程DNPコース】:国際看護学分野の課題に対して、根拠に基づいたより高度な実践の指導者の養成を目指します。

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